ノミ・マダニは共に栄養源とされる動物の血液を吸うという特徴があります。
吸血を行う際に付着する唾液によって強い痒みを引き起こし、ノミアレルギー性皮膚炎になる可能性があります。
ダニは3月頃より寄生が多くみられ、涼しくなった秋にも増えてきます。ノミは梅雨の時期前後により活発になります。しかし、一定の湿度と温度があれば、どこにでも生息する事ができるので基本的には年間を通して予防することが大切です。
ノミ・ダニ共に錠剤やスポット剤のお薬が用いられます。ノミ・ダニ共に駆除するタイプ、消化管内寄生虫も同時に駆除するタイプ、フィラリアも同時に予防するタイプ、月1回のタイプ、3か月に1回のタイプなど色々な医薬品が出ておりますので、飼育環境や飼い主様の要望に合わせて処方致します。
マダニの吸血に関しては、気づいた際に無理に剥がそうとしてはいけません。マダニは皮膚に口を突き刺した時に、固い物質を出し体を固定するため、無理に剥がす場合はマダニの口や頭部がのこってしまい化膿する原因になる場合があるので、先ずは受診する事をおすすめします。