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ワクチン接種

ワクチンの役割

わたしたちの日常には、さまざまな病気をひきおこす細菌やウイルスが存在しています。ワクチンは、それらに対する免疫をからだのなかに作り、病気にかからないようにする、あるいは、病気にかかっても症状が軽くてすむようにすることを目的として作り出されたものです。
また、ワクチンで病気を予防することで、自分が病気にかからなくなるだけでなく、病気をまわりの人や動物にうつさなくなります。すなわち、病気そのものが少なくなるということです。

ワクチンの定期接種と副作用について

ワンちゃん…生後45~60日の間に1回目を接種し、その後1ヶ月おきに2回接種します(計3回)
※最初の接種日はわんちゃんによって様々ですので、2回接種の場合もあります。

ネコちゃん…生後2~3か月の間に1回目を接種し、その約3週間後に2回目を接種します。

また、ワクチンアレルギーの原因としては、一般的には、アジュバンド(ワクチンの効果を高める作用とウイルスを溶かす 注射溶剤として使われている液体)にアレルギー反応があるために起こると言われています。ワクチンは、メーカーによってアジュバンドは違います。そのため、メーカーによって、アレルギーが出やすいものと出にくいものと差があります。
当院がご用意しているワクチンは、
わんちゃんには犬6種ワクチンと犬8種ワクチン
ねこちゃんには猫3種ワクチンと猫5種ワクチン
それぞれアジュバンドが体にやさしく、副作用が出にくいものを使用しております。
また、わんちゃん・ねこちゃんのその日の状態や飼い主様の飼育環境などに応じて、ワクチンの種類も必要最低限のものをご提案させて頂いております。

ワクチン接種のよくある質問

いつからシャンプーやお散歩をしても大丈夫ですか?
接種した日はシャンプーと激しい運動をしないようにお願い致します。
ワクチン接種の翌日以降に特に体調に変化がなければ、日常の生活に戻ってシャンプーやお散歩もして頂いて構いません。
ワクチンでアレルギー反応が出た場合は次回からはどうすればよいでしょうか?
ワクチンによるアレルギー反応は決して多いものではありませんが、それぞれの患者様のカルテには投与毎の体の状態を獣医師が詳細に記入しています。
次回以降に接種する場合はそのことを踏まえた上で、反応が出ないように事前にアレルギー反応を抑えるお薬などで対処することも可能です。
心配ごとは悩まずに獣医師に相談して頂ければ、最善の方法を飼い主様と一緒に考え、ご提案致します。
接種時期に体調が悪い場合はどうすればよいでしょうか?
まずは獣医師またはスタッフにご相談の上、健康診断を受けることをおすすめします。
そのうえで、飼い主様とご相談後、獣医師からワクチン接種の計画をご提案させて頂きます。